元請から「労災上乗せ保険と請負業者賠償責任保険の証券の写しを出してください」と言われたら、まず元請の要求書類(安全書類の案内や協力会社向けの通知)を手元に用意してください。求められている補償の種類と金額が分かれば、今の契約で足りるか、何を足せばよいかを整理できます。
このページのポイント
- 元請が求めることが多いのは「労災上乗せ(法定外補償)」「使用者賠償責任」「請負業者賠償責任」の3つです。
- 必要な金額(1名あたり・1事故あたり)は元請ごとに違います。要求書類の数字をそのまま確認するのが近道です。
- すでに入っている保険で足りる場合もあります。証券の写真を送っていただければ、足りない所だけをお知らせします。
元請が求めることが多い3つの保険
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| 保険 | 何に備えるか | 要求書類で見る所 |
|---|---|---|
| 労災上乗せ(法定外補償) | 現場で働く人(下請の従業員を含む契約もある)の死亡・後遺障害・休業を、政府労災に上乗せして補償 | 死亡・後遺障害の補償額、下請の従業員を含むか、通勤災害を含むか |
| 使用者賠償責任 | 労働災害で会社が損害賠償を求められたときの賠償金 | 1名あたり・1事故あたりの支払限度額 |
| 請負業者賠償責任 | 工事中に第三者にけがをさせた、他人の物を壊したときの賠償 | 対人・対物の支払限度額、免責金額 |
公共工事では、法定外の労災保険への加入が求められ、契約時に証券の写しの提出を求める発注者もあります。経審(経営事項審査)で法定外労災の15点を取りたい場合は、業務災害と通勤災害の両方、下請の従業員、障害等級1〜7級をカバーしているかも確認します(詳しくは法定外労災で経審15点を取る条件)。
今日やること
- 元請の要求書類で、求められている保険の種類と金額、提出の期限を確認する
- 今入っている会社の保険の証券を探す(事業者向けの総合保険に、賠償や労災上乗せが含まれていることもあります)
- 要求書類と証券の写真を、下のフォームから送る
2営業日以内に、足りている補償・足りない補償・足す場合の保険料の目安を、社長にそのままお見せいただける形でお送りします。提出期限が近い場合は、フォームのご相談内容に期限をお書きください。保険会社の引受審査があるため、加入できる日はお約束できませんが、期限から逆算して手順をご案内します。
よくあるご質問
Q. 一人親方でも求められますか?
元請によっては、一人親方にも労災の特別加入と上乗せ・賠償の加入を求めることがあります。特別加入の手続きは特別加入団体が行います。上乗せと賠償は当相談室でご相談に乗ります(元請の労災で下請の社長・一人親方は守られない?)。
Q. 元請の団体保険に入れと言われました。
元請の協力会などの団体制度は、保険料が割安なことが多く、合う場合はそちらをおすすめします。団体制度で足りない補償(会社としての使用者賠償の金額など)がないかだけ、点検でお確かめいただけます。
Q. 費用はかかりますか?
点検とご相談は無料です。保険のご提案は2026年12月から承ります(11月中は点検と情報提供まで)。
要求書類と証券の写真を送って、足りない補償を確認する(無料)